現場作業を担うスタッフは利用するヘルメット、手袋、脚立、ドライバー、スパナなど多岐に渡る工具類の紛失や置き忘れを防ぐために、持ち出しや返却時に工具の点検作業を行っています。

しかしアイテム数が多いため確認に時間が掛かり、工具の確認間違い・確認不足・紛失時の探索などに頭を悩ませていました。

そこで工具の置き忘れによる二次災害を防ぎ、紛失時の探索や点検業務の作業負荷を軽減する、持ち運びに便利なタブレット端末とRFIDを利用した工具点検システムのご紹介です。

工具点検システム導入ポイント

工具点検の問題点
ケーウェイズの「スマート工具点検システム」は、RFID技術を利用した仕組みです。

システムを導入することで、事務所から持ち出し忘れ、現場への置き忘れを防止し、現場で紛失した工具類の探索作業を強化時間短縮を実現

また持ち出し一覧の確認作業はRFID活用により素早く正確に処理し、人による目視確認と記入作業を廃止しヒューマンエラー防止を実現します。

システム運用ステップ準備編

スマート工具点検システムの作業ステップ準備編
まずはパソコンで工具類マスタを作成し、タブレット端末にデータを転送。

次に各工具に貼り付けたRFIDに工具コードをエンコード(書き込み)し、個体認識管理を行います。

タブレット端末には工具マスタ情報を登録。

工具の持ち出しリスト作成時に利用するため、工具持ち出し確認を行う現場責任者に配布します。

システム運用ステップ業務編

スマート工具点検システムの作業ステップ業務編
持ち出す予定の工具類をタブレット端末でリスト化。

実際に準備した工具類をハンディターミナルで読み込み、リスト化した一覧と読み込んだデータの照合し過不足を確認します。

作業現場入り時は作業前に工具類をハンディターミナルで読み込み、持ち込み忘れの有無を確認して作業を開始。

作業終了後は置き忘れが無いか工具を読み込み最終確認。仮に不足があった場合は、ハンディターミナルを利用し工具探索を行います。

各業界にも応用が可能な工具点検システム

工具点検が必要な導入範囲
今回ご紹介したシステムは点検確認以外の探索でも効果を発揮します。

例えば路線点検で手袋が紛失。手袋が影響して線路がスリップする恐れがある等、工具紛失は現場の災害を引き起こす可能性があります。

始発までの限られた時間内で探索するため、今回紹介したRFIDハンディターミナルを利用すると時間短縮に効果を発揮します。

路線点検以外に発電所の点検、ボイラー室や設備内の点検、工場構内の定期点検など、業界を問わず工具の点検強化を実現したい企業向けのシステムとなります。

記事のまとめ

如何でしたか?

工具持ち出しを紙の資料で一覧化して管理するも、確認忘れ発生や点検確認、現場で工具紛失時の探索に時間を割いていた等、点検業務にお悩みだった工場関係者や現場監督の方、ケーウェイズまで一度ご相談ください。

ソフトのご紹介など更に詳しい操作説明をご案内いたします。

お問い合わせ