企業の資産管理で必須アイテムの資産管理ラベル。数多い資産を保有する企業には無くてはならない管理ツールの一つです。
管理ラベルにQRコードを付与することで一枚のラベルで多くの情報管理を実現させますが、定期的に発生する資産管理ラベルの貼り替え運用をスマートフォンのアプリで実現した業務事例をご紹介したいと思います。
レンタルやリースで意外と多いラベル貼替え運用
資産管理ラベル運用で問題となるのが、資産に貼り付けているラベルの剥がれ・破れ・汚れやカスレによる貼り替え作業の問題です。
耐久性があるラベルは存在しているものの、レンタル業やリース業の資産は、不特定多数のユーザーが利用するため取り扱いが煩雑に扱われたりすると、剥がれたり破れてしまう場合もあります。
また長年利用された資産の場合、利用環境の影響で資産ラベルが劣化やカスレが生じてしまう場合もあり、必要に応じてラベル貼り替え作業を行う必要があります。
アンドロイドスマートフォンでラベル発行を実現
今回導入したラベル発行の運用は非常に簡単。その理由は私達の生活に馴染みのある「Android(アンドロイド)」スマートフォン端末を使って実現しているからです。
まずは再発行したい資産管理ラベルをスマートフォンでスキャンします。管理している資産と再発行させるラベルプリンターの場所が離れていても問題ありません。それはスキャンしたQRコードのデータはスマートフォン内部で一旦保存することが可能だからです。
そのため貼り替え対象となる資産のQRコードのスキャン作業をまとめて行ったあと、設置しているラベルプリンターの場所へ移動。ブルートゥース経由でプリンターにQRコードのデータを送信し一括してラベル発行を行います。
スキャンしたラベルと同一ラベルが発行されるので、ラベルを貼り替え対象の資産に持っていき貼り替え作業は完了となります。
新しく発行するラベルは二種類のラベルを同時に発行し、一種類は対象となる資産用ラベル、もう一種類は管理台帳など資産管理をしている台帳用ラベルを発行します。資産管理台帳の役割については、以下でご紹介します。
紛失ラベルの発行運用も可能なラベル発行運用
剥がれ、破れ、汚れに対してのラベル発行運用をご紹介しましたが、場合によってはラベルが無い「ラベル紛失」という状況も発生するかと思います。それでは資産ラベルが紛失したら、どうすればいいのでしょうか?
先程紹介したように、発行されるラベルは二種類が発行される仕組みになっています。
そのため資産本体のラベルが紛失しても、台帳側に管理用ラベルを保存しているため、台帳側のラベルをスキャンして同様に発行指示を行えば、ラベル紛失時も問題なく対応が可能です。
一対のラベルサイズは異なりますが、QRコード内部で保存している情報は同じであるため、紛失などイレギュラーな「もしもの時の対応」にも考慮された仕組みとなっています。
如何でしたか?資産管理にQRコードを追加して効率的な管理を検討中、資産管理ラベルの貼り替え作業をどのように実施するか悩んでいた、運用頻度が低いのでハンディターミナル等の専用機器を使わずに費用を抑えた形で運用方法を調査していた、そんな現場運用の担当者様、ケーウェイズに一度ご相談ください。
デモ環境もございますので、アプリを直接見て頂きご判断いただくことも可能です。