ミキサー車(レディミクスト車)によるコンクリート積込み作業では、コンクリートタンクの目視確認による充填作業ミスが発生する恐れがあります。

充填ミスが生じると向け先への配送遅延やミキサー車の洗浄作業、廃棄によるコスト上昇、客先からのクレーム対応などの問題に直結します。

生コンクリートは時間が経つと劣化が開始されるため配送スピードの厳守正しい製品の現場納品は重要な業務要素です。

そこでRFID技術を使った「コンクリートの積込みミス防止アプリ」の導入を検討しては如何でしょうか。

バラツキのある運転手によるチェック運用からシステムを活用したチェック運用に切り替えることでヒューマンエラー対策配送時間の厳守が期待できます

コンクリート積込みミス防止アプリの導入ポイント

ミキサー車の生コンクリートの詰め込み問題

充填ミスの排除

コンクリート充填作業場には複数の用途の異なるコンクリートのタンクがそれぞれ準備されています。

アプリ導入で運転手が誤って担当外の製品タンクにミキサー車を停車させ充填を開始させる人為的な間違いの抑止が可能です。

充填ミスによる追加コスト上昇を防止

人為的な間違によりコンクリートを充填した場合、ミキサー車の洗浄や充填したコンクリートの廃棄別車両の手配などが発生し、想定外のコスト上昇が考えられます。

充填ミス発生による配送遅延を防止

配送遅延が生じると作業現場のスケジュール再調整が発生し、各担当スタッフの作業にも影響を及ぼす可能性があります。

顧客クレームを防止

充填ミスによる配送遅延や誤ったコンクリートを配送することで顧客のクレームが生じ、企業イメージや信用問題、賠償問題に発展する可能性があります。

コンクリート積込みミス防止アプリ運用イメージ

ミキサー車の生コンクリート充填システム概要図

ケーウェイズの「コンクリート積込みミス防止アプリ」は、充填前に事務所スタッフが各タンクの番号と出荷するミキサー車の車両番号を紐づけ

タンク設備には「RFIDを読み取るアンテナを取付けたゲート」を設置します。

運転手にRFIDを携帯させ充填前にゲートのアンテナを通じてRFIDデータを読み取り、事務所スタッフが紐づけたデータと照合作業を行います。

コンクリート積込み時の運転手の管理イメージ

ミキサー車のコンクリート詰め込みRFIDアプリ概要
運転手が携帯するRFIDには車両番号が保存されています。

ミキサー車のフロントガラス周辺や鍵などにRFIDを取付けておき、タンクにミキサー車を停車させます。

各タンクにはRFIDアンテナを内蔵したゲートを設置しているので、アンテナがRFIDを読み取り上位システムに車両ナンバーを送信し照合を実施します。

照合が合致すると設備側に信号が送られ充填可能な状態になります。照合が不一致の場合は信号が送られず設備の充填が出来ない仕組みとなっています。

ミキサー車のRFID活用運用イメージ

照合を終えて充填(積込み)後、運転手は事務所へ移動し卓上式のRFIDアンテナにRFIDタグを置きます。

卓上式アンテナで読み取った情報より客先向けの納品伝票が出力。運転手は納品伝票を持参して現場にコンクリートを運搬します。

記事のまとめ

如何でしたか?コンクリート積込み作業のミス防止をするRFIDを活用したアプリの紹介でした。

QRコードなどバーコードの仕組みでは今回のような運用では読み取りが難しく、電波を使ったRFIDが現場運用に合致しています。

また積込み時の照合作業以外にRFIDを納品伝票の発行作業にも活用することで作業ミスと省人化に繋がるアプリとなっています。

コンクリート充填作業でヒューマンエラーが発生していた、顧客よりクレームを受けて現場カイゼンを考えていた建設業界の経営者様・担当者様、ケーウェイズにお気軽にご相談ください。

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