図書館で所蔵する書籍やDVD、CDは管理対象数が数十万から数百万単位となるため、「所蔵品の棚卸し」「不明書籍の調査」「原因追求」などの作業は、司書にとって非常に頭の痛い業務の一つです。

年に一度の所蔵品の棚卸し作業は数日休館し対応に当たりますが、所蔵品が多くなれば多くなるほど作業工数は増えるため「正確に」「迅速に」作業を遂行する事は、司書業務の運用改善の一つとなります。

そんな頭を悩ましている司書のアナタにご提案。今回はケーウェイズの物品管理ソフト「B-Touch」を使った書籍管理の運用例をご紹介したいと思います。

劇的に変わる。「B-Touch」を活用した棚卸し術

図書館の書籍管理にバーコードを使った管理方法がありますが、バーコード管理の問題点は一点一点のバーコードをスキャンする作業が発生する点です。どうしても所蔵する書籍が多い図書館では、書籍の数だけスキャンするバーコード管理は作業工数がどうしても増えてしまいます。

ケーウェイズの「B-Touch」は、自動認識技術の一つである「RFID技術」を使い、書籍に「RFIDタグ」を取り付けて管理。電波を利用することで複数書籍の情報を「一気にまとめて読み込み」を実現している点です。
書架の書籍の棚卸し方法

一般的な比較数値となりますがバーコード運用とRFIDタグ運用を比べると4倍から8倍の作業効果を実現することが可能です。

そのためバーコード運用に比べて作業時間の短縮棚卸しに関する人員削減残業代のコスト抑制などの効果が期待できます。

待たせない。書籍の貸出作業は「まとめ読み」

書籍の貸出作業や返却作業において、バーコード管理の場合は棚卸し作業と同様、一点一点スキャンし書籍情報を読み取る必要があります。

しかしRFID管理の場合は一括データ読み取りで貸出作業や返却作業の時間短縮が可能。利用者の待ち時間を少なくしてストレスフリーに。司書スタッフの貸出作業・返却作業の負荷軽減にも繋がります。
RFID技術を使った図書館の貸出管理

大幅に時間短縮。不明になった書籍調査

RFID管理のポイントの一つが「RFIDタグ」を電波で読み込むことができるため、離れた場所から書籍の個体認識が可能な点です。

この技術を使うと書籍が書架の元の位置に戻っておらず紛失した場合の調査に効果を発揮します。

例えば整列して並べた書籍の後ろ側に挟まった書籍書架の上に置かれた書籍書架と書架の間に落ちた書籍など人の目には見えない場所にある書籍の所在調査の作業が大幅に改善されます。
RFID技術で紛失書籍の所在探索

バーコードではこのような場合は、人の目で所在確認を行う必要がありますが「B-Touch」で運用を行うと、隠れた場所にある書籍をハンディターミナルで特定が可能。紛失した書籍調査に一役買います。

B-Touch」はシンプルでわかり易いソフト構成となっています。パッケージソフトなので導入も非常にカンタン。図書館の書籍の棚卸しや不明書籍の調査などポイントとなる作業改善に活用できます。

「B-Touch」の実際の操作と紹介動画

B-Touchの操作画面やRFIDを読み取る様子は、こちらの動画をご覧ください。

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