ケーウェイズが開発導入した映画チケット発券システムの導入事例をご紹介。中小規模の映画館でも導入可能なコンパクトな仕組みのシステム構成です。ハード機器は一般的な機器を採用し導入ハードルも非常に低い仕組みです。

またタブレットを利用して受付スペースをコンパクトに、タッチ式で操作性も向上。売上日報や販売実績など日々の集計資料もリアルタイムに出力が可能です。

コンパクトに仕上がったケーウェイズの入場券発券システムをご紹介します。

映画発券システムの導入ポイント

システム導入でポイントとなった部分は、システムと機器老朽に伴うリプレース。ハード機器は更新すれば既存システム継続利用も可能でしたが、システムに機能追加を行おうとした所、既存システムのソースコードの所在が分からず機能追加が難しかったため、今回改めて開発を実施しました。

追加機能としてチケット販売実績や売上日報や残席数のリアルタイム化、タブレットタイプのパソコンでタッチ操作による視覚的な運用省スペース化を目指しました。

また発券するチケットにQRコードを追加することで、入場客の不正入場を防止する仕組みと入場者の実数管理を合わせて実現しました。
残席や売上日報リアルタイム化!映画入場券発券システム01

映画発券システムの概要

システム概要として大きく「管理業務」「発券業務」「入場業務」の3つに機能が分かれています。

「管理業務」として上映する劇場情報やシニア、一般、前売りなどのチケット価格などの券種上映日程などのマスタ登録、日々の売上集計や各上映時間別の売上実績の出力管理。

「発券業務」として「管理業務」で事前に登録したチケット券種や上映日程を元にタブレットに入力決済しチケット発券

「入場業務」劇場にお客様が入場する際に不正入場や違う劇場に入場しないよう、チケットのQRコードをスキャンし間違いのないチェック作業を実現。

以上が今回システム導入で目指した運用となりました。
映画入場券発券システム概要

管理運用者が利用するシステム機能紹介

管理運用者が利用するシステム機能としては、売上実績と発券に関するマスタデータの登録、一日単位の売上日報を元に各上映作品別の時間帯売上、窓口のタブレット別のチケット販売実績、各上映スケジュール別の座席販売状況の一覧表示

今回のシステムリプレースのポイントは各種日報のリアルタイム化と今まで少なかった日報の種類を増やし、窓口別のチケット販売実績や上映時間別の売上管理を手作業管理からシステムからの出力のみで完結する運用になった点は、業務運用でメリットとなりました。
映画入場券発券システム管理者機能

発券受付&入場時のシステム機能紹介

受付業務のシステムリプレースのポイントは、ノートパソコンの運用からタブレットタイプのパソコンに変更した部分です。

ノートパソコンと言っても受付作業スペースを大きく占有していたため、タッチパネルで入力可能なタブレットに変更し受付エリアの省スペース化を実現。

またタブレットタイプだと、お客様に直接請求額を見せて確認して頂けるので、聞き間違いなどのミスを無くし視覚的にご判断してもらえる点も、利用者に優しい点となりました。

空席状況の問い合わせ連絡を受けても、すぐにシステム内でリアルタムに残席数が分かるのも、忙しい時間帯の受付対応時には有り難い仕組みです。

なお今回からQRコード付きのチケットを発券。入場時の不正入場や劇場の入場間違いを入場案内時にスマートフォンのカメラでチェック。スキャンしたQRデータはWi-Fi経由で入場者実績数としてシステム保存します。

劇場の入場者数の実績管理に転用できるので、手持ち式のカウンターで数える運用も無くなりました。チケット確認の見間違いなど人員によるヒューマンエラー防止入場者実数数が確実に素早くチェックする仕組みが実現しました。
映画入場券発券システム受付入場管理機能

今回システムをリプレースしましたが、映画館をご利用のお客様から要望が多い場合はチケット販売時のタブレット入力情報を活用して交通系ICカードやスマホのQRを使ったPAY決済、スマートフォン自体のICカード決済と連携し、よりよい決済サービス環境を提供する追加開発も実現可能です。
映画入場券発券システム電子マネー機能

如何でしたか?シネマコンプレックスより劇場数が少ない中小規模の映画館では、システム導入に二の足を踏んでいたという部分も多いかも知れませんが、専用機器を使わずともチケット発券システムの導入は可能です。

チケット発券システムの新規導入やリプレースを検討中の映画館の経営者様、費用対効果の大きいケーウェイズの映画入場券発券システムの導入をご検討ください。

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