弊社ケーウェイズの什器備品管理アプリ什器備品管理アプリ」は、RFIDラベルを利用した物品の持出し&探索を管理するアプリです。

アプリをお問い合わせ頂くお客様より「実際の運用方法を見てみたい」と言うご要望にお答えして、お客様でご利用中の運用環境を紹介したいと思います。

どのように「棚卸し」と「探索」の機能を利用して什器備品を管理しているのか、記事と実際の運用動画をご覧ください。

什器備品管理アプリの利用シチュエーション

RFIDを利用した什器管理アプリの取り付けイメージ
什器備品管理アプリの運用前に、まず対象品に「RFIDタグ」を取り付けて個体識別を行います。

個体識別用のRFIDは取り付ける什器備品によって種類が異なります。今回は金属製品の工具や台車には「金属タグ」と呼ばれる特殊なタグを取付けています。

「金属タグ」を使用している理由は、一般的なRFIDタグを貼り付けると、 金属の影響によりアンテナの共振点が変化するため、通信距離が短くなり使い勝手が悪くなります。そのため金属に貼った際に通信特性を担保する「金属タグ」を採用しています。

什器備品管理アプリの棚卸し運用イメージ

什器備品管理アプリを利用した棚卸し作業イメージ
什器備品管理アプリを使った棚卸し運用をステップに分けてご紹介したいと思います。

ステップ1

棚卸し作業前にパソコン側の什器管理アプリ内で棚卸し作業指示書を作成しハンディ端末にデータを送信します。

利用後に返却して保管されている場所でハンディ端末内の「什器備品管理アプリ」の画面を開いて、棚卸しのボタンを選択します。

次に保管されている場所(エリア)を選択します。

ステップ2

エリアを選択した後はハンディ端末をエリアの周辺でかざします。RFIDを認識すると読み取り音を出しながら数値をカウントします。

仮に工具エリアの棚卸しとして、保管予定の工具が20個、ハンディ端末で読み取った数量が19個の場合、差異の1個は保管場所に返却されず、何処か違う場所に放置されている事になります。

差異の1個は、次で紹介する「探索機能」を活用して放置場所を特定します。

什器備品管理アプリの物品不明時の探索イメージ

什器備品管理アプリを利用した探索作業イメージ
棚卸しを実施して差異が生じた場合、所定のエリアに什器備品が返却されていないため、「什器備品管理アプリ」の探索機能で不明品を探します。

ステップ1:画面で選択

探索したい不明品の情報をハンディ端末で選択します。

ステップ2:不明品の探索開始

歩きながらハンディ端末を上下左右に動かし、備品に取り付けてあるRFIDタグを読取れないか探索します。

RFIDは電波を飛ばすため、離れた場所や遮蔽物(※)があっても読み込み出来る点がRFID導入のポイントの一つです。

※遮蔽物の材質により電波を遮断する場合もあります。

ステップ3:音と画面で不明品の場所をお知らせ

ハンディ端末の「什器備品管理アプリ」の画面内で探索物との距離状況を「探索音」とソナーやレーダーのような画面を通じ、「対象物と探索者の距離の遠近状態」を表示します。

工具は小さい品もあり「什器備品管理アプリ」導入前は見つからない事も多々あり、探索作業の短縮化に一役買っています。

什器備品管理アプリご利用中のお客様の運用動画

今回の記事でご紹介した画像はお客様で運用中の「什器備品管理アプリ」の様子を撮影させて頂きました。

お客様では、「什器備品管理アプリ」以外に「電子ペーパー」もご利用いただいています。

ご紹介した画像の動画バージョン&什器備品管理アプリの紹介動画を公開していますので、より具体的に操作状況を確認したい方は、弊社公式You Tube動画をご覧ください。

【事例紹介】B-Touchで工具、貸出品の棚卸と探索の紹介動画

什器備品管理アプリ紹介動画

記事のまとめ

如何でしたか?什器備品管理アプリの紹介でした。実際の利用状況を動画で見ていただけると、より具体的な運用イメージが湧くかと思います。

什器備品の管理に困っている企業様、お気軽にご相談ください。

アプリだけではなく管理する什器備品によって扱うRFIDタグのサイズや種類が異なってまいりますので、弊社より最適な製品をご紹介いたします。

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