弊社ケーウェイズは自動認識システム技術を応用したIoTシステム導入実績も多く、設備機器の安定稼働と監視に必須の「温湿度管理IoT」を取り揃えています。

また金属腐食や漏電による電子機器の故障を防止する湿度調整シート「G-ブレス」をNTTーAT正規代理店として販売。

IoTシステムとの導入で相乗効果による人件費を削減、現場情報をより正確にスピーディな管理環境を実現します。

ケーウェイズの温度&湿度管理IoTの概要

温湿度管理IoTシステムの概要
ターゲットとなる設備機器に弊社のIoTシステムとセンサー機器を設置。セッティング後はネットワーク経由で温湿度データを「クラウド管理」で収集を始めます。

収集したデータは遠隔地でデータ監視が可能なため、もしも通常の温度や湿度データを超えた数値を表示した場合は、現場にスタッフを緊急出動させ状況確認を行うことも可能です。

点検コスト削減と省人化を実現するIoT導入メリット

温湿度管理IoTの導入メリット
「温湿度管理IoT」の主なメリットは「点検訪問コストの削減」「遠隔地からの状況把握」「点在する設備情報の集中管理」「異常時の緊急対応」です。

「点検訪問コストの削減」

保守スタッフが定期的に訪問して設備機器に設置した温湿度計の情報を記入して状態管理を行っている場合、「温湿度管理IoT」を導入するとデータ収集が自動的に実施されるため点検訪問の移動費用・移動時間・作業に関連する人件費のコストが削減されます。

「遠隔地からの状況把握」

IoTの大きなメリットに遠隔地からの現場状況の把握があります。実際に現地へ訪問しなくとも、事務所や管理センターにて現地情報をリアルタイムに把握することが可能です。

「点在する設備情報の集中管理」

遠隔操作が可能なIoTは、各拠点に点在する設備機器に導入すると全ての設備情報をクラウド内で集中管理が実現します。

各拠点に訪問して記入作業をしなくても、各拠点情報をデジタルデータとして簡易に収集が可能です。

「異常時の緊急対応」

一般的な定期訪問の運用では点検時や現場から異常の連絡を受けないと現場の異常状態は把握できません

しかし「温湿度管理IoT」を導入すると温度や湿度の急激な上昇平均値を超えた値が続けば異常と判断して現場へ急行することが可能です。

突発的に発生する異常事態事前情報から判断し未然にトラブルを防止できます。

結露防止に湿度調整するG-ブレスの特徴

「温湿度管理IoT」と併せて導入検討をして頂きたいのが「湿度調整」を行うアイテム「G-ブレス」です。

結露防止と湿度調整シートG-ブレスの特徴

「G-ブレス」は調湿特性に優れた特殊な高分子ポリマー製で各種設備機器の端子盤などの箱内の湿度環境を調整し、結露による金属部品の腐食を防ぎ故障が起きない現場環境を維持します。

一般的な乾燥剤「シリカゲル」に比べ、高寿命で長期間メンテナンスが不要です。

「G-ブレス」は優れた吸湿性能だけでなく、放湿機能も優れており呼吸をするかのように、湿度を吸湿・放湿することで設備機器環境を維持します。

また設備機器の大きさや形状に応じて様々なサイズをご準備。機器の僅かなデットスペースを有効活用して設置が行えます。

設置は両面テープで機器に貼り付けるだけ。特殊な工具や専門スタッフによる設置作業は要りません。
※両面テープは設置場所の湿度や盤の素材に適する品をご選定ください。
またザラつきや凹凸面などに接着が可能なスポンジ付き両面テープがより適しています。

G-ブレス種類 サイズ(mm) 重量(g) 適用容積(L)/枚
G-ブレス L 560×230×3 130 400
G-ブレス M 370×150×3 50 150
G-ブレス はがきサイズ 100×148×1 10 25
G-ブレス 名刺サイズ 55×91×1 3 7

※適用容積は環境条件により変化します。

結露防止に効果を発揮。G-ブレスの導入メリット

結露に強い「G-ブレス」の主な導入メリットは「結露による金属腐食の防止」「故障率を下げて安定稼働」「定期交換作業の回数削減」「交換作業員の省人化」です。
結露を防ぐ吸湿放湿シートG-ブレスのメリット

「結露による金属腐食の防止」

端子盤や制御盤が防水仕様になっていても結露は発生します。

理由は防水部分のゴムパッキン劣化による外気侵入夜間に気温が下がり内部が冷えるケーブル通線口から湿気の侵入などが原因となり湿度が侵入し結露を引き起こすため。

腐食原因による湿度の侵入を「G-ブレス」が箱内の湿度調整を実現することで金属腐食を防止します。

「故障率を下げて安定稼働」

機器部品の金属腐食を未然に防止することで、安全点検で判明しなかった金属腐食や故障を予防。機器寿命を伸ばすことで機器全体の故障率を下げて長期的な安全稼働を実現します。

「定期交換作業の回数削減」

乾燥剤(シリカゲル)」による除湿対策では吸湿量に限界があり、また吸湿した湿度を放湿する機能が低いため、定期的な交換作業が発生します。

G-ブレス」は吸湿した湿度を放湿する性質があり、設置環境の湿度を一定に保つ事ができます。そのため乾燥剤運用のように定期的な交換回数を減らした運用を行えます。

「交換作業員の省人化」

人手不足が叫ばれ働き改革が進む中、「乾燥剤(シリカゲル)」に変えて「G-ブレス」を導入すると定期交換回数が大幅に少なくなり、人手不足解消と人件費削除にも一役買います。

また交換作業を業務委託している場合も「G-ブレス」にすれば、交換回数が減ることで委託費用を抑えられます。

G-ブレスと他製品の機能比較と導入効果

「G-ブレス」導入前は機能が似ている「乾燥剤(シリカゲル)」をご利用の企業様も多く見受けられますが、その性能は大きく異なっています。

乾燥剤シリカゲルとG-ブレス露結テスト比較

先にもご紹介しましたが「G-ブレス」は呼吸をするように吸湿と放湿を行います。

吸湿時に膨らみ吸湿量の限界を迎えるシリカゲル

「乾燥剤(シリカゲル)」は、吸湿が可能ですが、設置された環境下の温度では放湿が難しく吸湿のたびに袋内が膨らんでいく性質があります。吸湿量の限界を迎えると取り替えとなってしまいます。

そのため「乾燥剤(シリカゲル)」「G-ブレス」とも新規設置時は、端子盤の箱内の湿度を吸湿し結露を防ぎますが、箱内の温度が上昇すると「乾燥剤」は放湿が少なく袋は膨れたままで箱内に放湿されません。

温度上昇降下に合わせて放湿吸湿するG-ブレス

しかし「G-ブレス」は箱内の温度が上昇すると放湿を開始して箱内の湿度環境を一定に保ちます。

また夜になり温度が降下し箱内に湿度が溜まり始めると「乾燥剤」は一定量の湿度を吸湿した場合は、吸湿量が落ちてしまい吸湿せず露結の原因となってしまいます。

「G-ブレス」は温度が高い時間帯に放湿していますので、夜の温度が降下し湿度が集まり始めると再び吸湿を開始。温度の上昇下降に併せて箱内の湿度環境を保ち続けるので、結露が発生しない環境を長期間維持することが可能なのです。

※G-ブレス導入時の使用方法。G-ブレス設置時は盤内のゴミや水分をきれに拭き取り、外気や雨水の侵入口が発生していないか確認してください。侵入口がある場合は十分な調湿効果を得られませんので、隙間をパテやウレタン、防水接着剤などでパッキン処理を施してください。

各結露対策のコストと導入効果

結露対策には「乾燥剤」「ヒーター/除湿機」「G-ブレス」などの方法がありますが、各対策のコスト比較G-ブレス効果をご紹介。

結露防止シートG-ブレスと乾燥剤シリカゲル、ヒータのコスト比較

乾燥剤(シリカゲル)」は初期費用が一番安価で、カンタンに導入が完了しますが、定期的に交換作業が発生します。アイテムは安価でも交換作業の回数が増えるため、人件費のランニングコストが高くなってしまいます。

ヒーター/除湿機」は機器のコストが高価な点、場合によっては設置場所に除湿用の排水溝など工事が必要な点一定の設置面積が必要な点、利用するためには電力が必要(電力コスト)となる点があり、吸湿力は強力ですが設置条件が複数あるのが問題点です。

G-ブレス」は「乾燥剤(シリカゲル)」と同じく設置するだけで運用開始定期交換は長期不要10年利用した実績もあります。

初期導入費用は「乾燥剤(シリカゲル)」より高いものの、定期的な交換費用はなし。「ヒーター/除湿機」等のように電気代は不要で、クリーンで環境に優しく経済的に導入できるアイテムとなっています。

また「G-ブレス」導入前後を比較すると、故障発生率が導入前の90%以下に抑えられた事例も報告されています。

各業界別G-ブレス導入実例

「G-ブレス」はご紹介したメリットから、以下のような環境下や業界にて採用されています。

G-ブレスの導入業界事例

主な業界設備

「通信インフラ設備」「港湾設備」「屋外の放送設備」「倉庫の電気設備」「基地局等の設備」「高速道路のインフラ設備」「ビルの電気設備」「工場の製造設備」「鉄道のインフラ設備」

各業界によって専用機器の場合もありますが、アンテナやスピーカー、カメラ、制御盤や端子盤、配線盤など類似する設備機器を利用も多くあり、基本的には業種を問わず「G-ブレス」をご導入いただけます。

こんな場所に!G-ブレス活用シチュエーション

「Gブレス」の活用シチュエーションは多岐にわたりますが、「絶縁不良の防止対策」、「空調機器を取付られない場所」、「温湿度変動が大きい場所」、「容易に機器・設備の保守作業ができない場所」など、運用トラブルが多い場所、特殊な運用環境シチュエーションにも活用の幅を広げています。
結露防止シートG-ブレスの活用シチュエーション

また「G-ブレス」は、国土交通省のNETIS(※)登録品です。
※NETIS(ネティス):新技術情報提供システム(New Technology Information System)
国土交通省が有用な新技術の公共事業への活用を促進するため、新技術に関わる情報の共有および提供を目的として整備したデータベース。

また「G-ブレス」についてのよくある質問は「結露防止シートG-ブレス導入と実例に関するQ&A」を参考ください。

IoTとG-ブレス同時導入でWの安定稼働

今回「温湿度管理IoT」と「G-ブレス」のメリットや特徴をご紹介しましたが、お互いの特徴には類似する特徴や相互を補う関係性があります。

「温湿度管理IoT」で設備の監視環境を整え、「G-ブレス」で設備の長期安定稼働を実現する。また同時設置で訪問回数や交換作業など省人化によるコスト削減を可能とし、働き方改革にも一役買います。

Wのメリット享受で設備機器を更に安定稼働する「温湿度管理IoT」と「湿度調整シートG-ブレス」の導入をご検討してみてはどうでしょうか。
G-ブレスと温湿度管理IoTの相乗効果で鑑定稼働

如何でしたか?現場環境に有効な「IoT技術」と露結防止シート「G-ブレス」の特徴やメリットをご紹介してみました。

各製品はお互いを補い合う関係にあります。「温湿度管理IoT」と「G-ブレス」の同時導入が理想的な現場稼働環境ですが、まずはIoTから導入したい、もしくはG-ブレスから導入したいという選択肢も問題ありません。

現場環境をカイゼンし安定稼働を実現したいという保守責任者様、設備管理責任者様、ケーウェイズまでお問い合わせください。ソフトとハードの両面から貴社の安定運用をサポートいたします。

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