環境問題を考えた工場運用を検討している企業様に朗報です。

ラベルを再利用し廃棄しない運用を模索している、そんな企業様向けの製品「電子ペーパータグ」をご紹介。

ラベル印字と同様のバーコード・QRコードや文字情報をパネルに表示できる上に、表示情報の書き換えが可能。RFID(UHF)タグ内蔵のためデータ保存対応ができます。

今回はバッテリーレスでリユース可能な使い勝手の良い「電子ペーパータグ」の製品ポイントと用途例をご紹介します。

電子ペーパータグの製品ポイント

ケーウェイズがご提供する「電子ペーパータグ」は何が違うのでしょうか?製品の特徴的なポイントをご紹介します。

バッテリー不要でパネル表示

他の電子ペーパーにはバッテリー駆動モデルもありますが、紹介する「電子ペーパータグ」はバッテリーレス

電池不要なので運用後の定期的な電池交換のメンテナンス保守が不要。保全作業などランニングコストを抑えて導入が可能です。

リユースでエコな運用を実現

QRコードや数量を確認する運用の多くはラベルを発行し、必要に応じてラベルを貼り替えて運用するため、大量のラベルを消費しますが、「電子ペーパータグ」はパネルに表示したQRコードや数量などの情報の書き換えが可能

表示情報を何度も繰り返し書き換えて再利用するため、ラベル運用で生じる再発行や廃棄が無く、環境に優しい製品となっています。

タグと印字の好いとこ取り

ラベル印字と同じようにパネルに情報を表示し、本体に内蔵したRFID(UHF)タグにデータ保存が出来ます。

タグと一体型のラベルの場合、印字は一度きりですが「電子ペーパータグ」は繰り返し表示情報を書き換えられ、タグにもデータを保存が可能。

ラベル印字とRFID(UHF)タグの好いとこ取りを実現しています。

離れていても書き込み&書き換え可能

必要に応じて表示情報とタグ情報を離れた場所から書き込みや書き換えが行えます。

今まで手書きやラベル発行にて通い箱や棚に書き換えや貼り替えていた運用も、「電子ペーパータグ」を書き換える運用に切り替えると貼り替え作業などの手間が省力化されます。

ここで使える!電子ペーパータグの用途例

既存運用でRFID(UHF)タグやQRコードを活用中だが、数量情報などの更新時にラベル再発行をして貼り替えていた。

そんな運用は「電子ペーパータグ」に切り替えると、作業工数の省力化、モバイルプリンタ等のスタッフ携帯品の省スペース化が見込めます。

電子ペーパータグ用途例「工程管理」

通い箱単位で組み立て工程を管理する場合、通い箱に「電子ペーパータグ」を取付けて、通い箱の連番をQRコード表示し、SKU名称や工程情報を表示できるエリアを確保。

通い箱に部品類を準備する際に、通い箱の連番QRコードと部品QRコード、製造指示書の情報をスキャンし紐付け。紐付けした情報を「電子ペーパータグ」に書き換え表示。

工程作業が完了する単位で電子ペーパータグの情報を更新。完了を示す「○」「完」表示や良品数を表示させ工程進捗を管理していきます。

この運用で指示書とは別に通い箱単位の作業状況の把握良品数を把握する運用が可能となります。

電子ペーパータグ用途例「アパレル検品工程」


アパレルの検品作業は多くの工程を経由しますが、工程間の受け渡しで利用する通い箱に「電子ペーパータグ」を取付けて、工程完了状態と数量管理を実施。

作業開始前に通い箱の「電子ペーパータグ」の箱番号QRコードと下げ札をスキャンし、「電子ペーパータグ」のパネルに品番と総数量を書き込み保存。通い箱単位で品番と数量を管理します。

各工程の検査完了後に通い箱の箱番号QRコードをスキャンし「電子ペーパータグ」のパネルに表示している工程項目に完了を示す「○」を更新表示させて作業完了。

今までは紙に手書きで記載していた品番情報と数量情報、通い箱の各工程の進捗状況がパネル表示で判断

工程管理システムと連携すると、システム画面内で通い箱内の数量と各工程を流れている通い箱単位の在庫数の確認が可能となります。

電子ペーパータグ用途例「運搬カード数量管理」


物流業界でよく利用する運搬カートに「電子ペーパータグ」を取付け。

「電子ペーパータグ」にはカート連番のQRコード、運搬品コード、運搬品名称、数量の表示欄を準備。

運搬品をカート積載時にカートの「カート連番のQRコード」と運搬品のQRコードをスキャンし紐付け。紐付けられた情報はRFID(UHF)タグを通じて運搬品コード、運搬品名称、数量が更新されます。

今までは運搬カートにどんな運搬品が何個積載されているか?を用紙に手書きで記載し貼り付けていた作業が廃止されます。

出荷時にはカートのRFID(UHF)タグを読み取るゲートを通過させると、カート単位の出荷管理も可能となります。

電子ペーパータグ用途例「在庫の数量管理」

製造ラインとの受け渡しが発生する部材品の在庫管理の場合、部材品を管理するケースに「電子ペーパータグ」を取付け。管理情報としてロケーションQR、保管する部材品コード、ケース内の在庫数量を表示させます。

部材品の受入れや払出し時にケースのロケーションQRコードと部材品QRコードをスキャンし受払い数量を入力し作業完了。

作業完了に併せてハンディターミナル経由で「電子ペーパータグ」で表示している在庫数量を受払い数量に併せて増減させます。

現在、既存ラベルに手書きで受払い数量を書き換えていた、受払いの都度ラベルを発行し貼り替え作業をしていたお客様向けのソリューションとなります。

電子ペーパータグの仕様

今回ご紹介した「電子ペーパータグ」の仕様は以下となります。

記事のまとめ

RFID(UHF)タグ一体型の電子ペーパーのご紹介、如何でしたでしょうか。用途や通常のRFID(UHF)タグとの違いをご理解いただけたかと思います。

RFID(UHF)タグや電子ペーパーの運用では物足りなかった、ラベル廃棄などの環境面を考え他のアイテムを探していた、バーコード運用から更に効果的なソリューションを探していた。

現場改善を考えている、生産技術担当者様、工場責任者様、ケーウェイズに一度ご相談ください。

サンプル品もございますので、実際に手にとって製品を実感して頂ければと思います。