システムをご提案する際にお客様がRFIDを利用して「どんな業務のお悩みを解決したいのか？」をヒアリングさせて頂いています。
表計算やプレゼンテーション等それぞれ目的別に専用ソフトがあるようにRFIDを使ったソフトも目的に応じたソフトが存在し機能も異なってきます。
今回はRFIDを利用した「物品管理システム」にターゲットを絞って、導入時にどのような品を準備する必要があるか？をご紹介したいと思います。
物品管理システムとは？
そもそも「物品管理システム」とは会社や学校などの施設にある備品や機材などの物品を目的に応じて管理する仕組みの事です。
備品であれば数量の把握、持ち出す機会が多い鍵や機材の場合は所在の把握を行います。システムをご利用しなくても表計算や紙の台帳にて備品数の確認、持ち出しや返却時に記入をして管理しているかと思います。
ただし人の手による管理はヒューマンエラーが生じ正しい数を把握できない、備品管理のラベル確認が面倒などの問題よりRFIDを利用した物品管理をご提案しています。
物品管理システムで必要な品とは？
「物品管理システム」を導入する場合「ソフトウェア」の導入だけではなく、人の確認作業を代わりに行う機器類が必要になります。
物品情報を記録するRFID「ICタグ」
今までの物品管理でもラベルに備品情報を印刷していると思いますが、RFID導入では印刷情報とは別にRFIDに情報を保存して読取りが出来る環境が必要になります。
確認作業に必要な「ハードウェア」
RFIDを取り付けた物品情報を読取るために「ハンディターミナル」と呼ばれる機器が必要になります。お客様の運用状況によっては他の読取り装置(定置タイプ)をご提示する場合もあります。
このハンディターミナルを利用することで物品に貼り付けたRFIDの探索、RFIDの情報の書き込みが可能になります。
「パソコン/サーバー」をご準備いただくことで「物品管理システム」と「データーベース」の各ソフトウェアをインストールし、物品情報の閲覧・更新が可能になります。
情報管理の要「ソフトウェア」
「ソフトウェア」は物品に取り付けた「RFID」を「ハンディターミナル」で読み込んだ後に利用者が操作するために必要な仕組みです。
「物品管理システム」は「パソコン」や「ハンディターミナルの画面」上でRFIDの一覧画面や更新画面など利用者が操作するための仕組み。
「データーベース」は「物品管理システム」の一覧情報を保存し参照や更新を専門に対応する仕組みとなります。
情報伝達に必要な「ネットワーク機器」
情報を蓄積している「パソコン(サーバー)」と物品情報を読取る「ハンディターミナル」の間を「ネットワーク」によってデータを送信し繋げ合わせます。
利用者はパソコンで情報を確認し、ハンディターミナルで物品情報を探索・更新することが可能になります。
物品管理システム構成イメージ
先ほどご紹介した機器はソフト類を繋げあわせることで「物品管理システム」が利用可能となります。
管理対象の品に「RFID」を取り付け、「ハンディターミナル」で物品情報を読取り、読み取った情報は「ネットワーク」を介してパソコンに送信。
「パソコン」にインストールした「ソフトウェア」で物品情報を確認する、という流れになります。
物品管理システムの導入事例
弊社ケーウェイズの「物品管理システム」の導入事例をご紹介します。
先にもご紹介しましたが「ソフトウェア」「ネットワーク」「ハードウェア」が必要なのですが、弊社には「B-Touch」と呼ばれる物品管理パッケージソフトがあり、最小構成で物品管理の実現が可能です。
物品管理システム導入事例１
「ハンディターミナル」を用いた物品管理は「備品管理」の仕組みで採用を頂いています。
備品は施設内の至る場所にあるため、持ち運び可能な「ハンディターミナル」で施設内を巡回し備品の確認を実施します。
不明な備品は「B-Touch」の「探索機能」で特定備品のRFIDを探索が可能です。
物品管理システム導入事例２
「定置リーダー」を用いた物品管理は「鍵管理」の仕組みで採用を頂いています。
鍵自体にRFIDを取り付け鍵の持ち出しと返却時に「定置リーダー」に触れることで鍵の所在を管理します。持ち出し返却で書いていた台帳を廃止しパソコンで情報を保存させる仕組みとなります。
記事のまとめ
如何でしたか？物品管理システムを導入するために、どのような機器類が必要になるのかがお解り頂けたのではないでしょうか。
今回ご紹介した品は一般的な導入時のモデルケースとなりますので、お客様のご要望に応じて機器類の数量が変更する場合もあります。導入で必要な機器類はシステム商談を進める際にご提示いたします。
人で管理している物品管理の問題をシステム導入で解決したい、システム導入はどうも敷居が高く二の足を踏んでいた、そんな企業様お気軽にケーウェイズまでお問い合わせ下さい。
お客様に合致したソリューションをご提案いたします。
