ケーウェイズのICタグ(RFIDタグ)の物品管理アプリ「B-Touch」が新機能を搭載してバージョンアップしました。更に使いやすく便利になった「B-Touch」の基本機能、追加機能をご紹介します。

ICタグ(RFID)を活用した物品管理アプリはQRコードを利用する物品管理アプリでは難しい、物品探索やまとめて読み込みが可能なため、作業の省人化に最適です。

またアプリ運用は「ICタグ」「パソコン」「ハンディターミナル」と呼ばれる、読み書きする機器のみでOK。

導入ハードルが非常に低い運用環境のため、今から物品管理を始めようと考えている企業様向けとなっています。

ICタグ物品管理アプリ「B-Touch」の機能一覧

ICタグ物品管理アプリ「B-Touch」の機能一覧
「B-Touch」は大きく分けて「パソコン」と「ハンディ」の2つの基本機能となります。

パソコン機能」には、「マスタメンテナンス」、「作業実績の履歴参照」、「物品持出(指示有無)」、「 物品返却(指示有無)」、「点検」、「修理」、「棚卸」、「物品予約」の合計8種類の機能をご提供しています。※用途によりハンディターミナルと連携します。

ハンディ機能」には、「タグの一括読取※」「物品探索」、「タグの内容確認」、「タグの書込」、合計4種類の機能をご提供しています。それぞれの機能の詳細は、別の段落でご紹介します。

※タグの一括読取は、パソコン側の実績作業と連携する形で物品のタグデータを一括読取りする機能です。

ICタグ物品管理アプリ「B-Touch」の新機能

ICタグ物品管理アプリ「B-Touch」の新機能
まずは「B-Touch」の2つの新機能をご紹介したいと思います。

持出指示の作成

管理対象となる物品を「持出」「返却」「棚卸」「修理」をする場合に、事前に「作業指示」を作成し指示に従った作業を促す機能です。

例えば、持出または返却の作業時に「作業指示」を作成した場合、指示に指定された物品のみが作業対象となります。

そのため作業対象者は指示に沿った作業のみに注力する形となり、何が対象物品か考えずに作業が行なえます。

また指示は「持出」に関する指示を複数、「持出」「返却」など異なる指示を複数作成することが可能です。

「作業指示」を作成しない場合は、ハンディターミナルで読み込んだ全ての物品が対象となります。

申し送り機能

パソコンと連携しハンディータイプを使って作業実績を収集する「持出」、「返却」、「棚卸」、「修理」において、作業中に気になった物品を発見した場合に、ハンディターミナルで撮影し簡単なコメントを残せる機能です。

例えば、新規登録品を画像と紐づける。「返却」や「棚卸」の際に傷らしき状態の発見を写真に残す。「修理」の前後に対象品の写真を残すなど現場のリアルな情報を保存できます。

実運用でのちょっとした気になる点を画像イメージとコメントで残し、管理者側と生情報を共有できる仕組みとなります。

「B-Touch」のマスタメンテナンス、作業実績の履歴参照

「B-Touch」のマスタメンテナンス、作業実績の履歴参照

マスタメンテナンス機能

管理したい物品コードの一覧マスタやユーザー情報など基本情報となるマスタ情報のメンテナンス機能となります。

マスタの更新方法は2種類あり、直接パソコンの登録画面より更新する方法と、CSV形式(※)のデータを取込む方法となります。
※上位システムよりデータ出力する場合の多くは「CSV形式」が提供されています。

全てのマスタはCSVファイルの取込みで更新が可能で、取込み時の更新方法は1件取込み、差分取込み(アプリに登録されていないデータのみ登録)となります。

ただし物品マスタに関してはデータ追加や更新も多いため、全件更新(登録データを一旦削除し全件新規登録)が可能です。

作業実績の履歴参照の機能

「持出」「返却」「点検」「棚卸」「修理」「マスタメンテ」の作業実績をパソコン側で参照する機能です。

履歴参照はマスタの項目名称別に検索参照、昇順降順の並び替え、検索結果のデータ出力などがあります。

「B-Touch」の物品持出、物品返却(指示有無)

「B-Touch」の物品持出、物品返却(指示有無)

物品持出(指示有り/無し)

保管している場所から物品を持ち出す場合に利用する機能です。

「持出指示」がある場合、保管品をハンディターミナルで探す際に指示データを元に実績作成するため、指示以外の品を持ち出す事はありません。

「持出指示」が無い場合、持ち出したい物品を自由に選択し、ハンディターミナルの物品マスタに保存された品であれば、持ち出し実績として認識させます。

物品返却(指示有り/無し)

持ち出した物品を返却する場合に利用する機能です。

「返却指示」がある場合、ハンディターミナルで指示データを元に実績作成するため、指示以外の品を返却する事はありません。

「返却指示」が無い場合、返却したい物品を自由に選択し、ハンディターミナルの物品マスタに保存された品であれば、返却実績として認識させます。

「B-Touch」の物品点検、物品修理

「B-Touch」の物品点検、物品修理

物品の点検

パソコン側で点検指示を作成し指示に従いハンディターミナルで物品の確認を行います。

現場にある指定された物品の確認を行います。

物品の修理

予防保全や予知保全などの定期的な修理箇所の確認作業に「B-Touch」を活用します。

現場では指示に従い対象となる物品をハンディターミナルで探索し修理が必要か物品の確認を実施。修理箇所が見つかった場合は修理ステータスを変更して事務所に戻ります。

修理対象となった物品は修理担当者に連絡し修理を開始。修理完了後に完了扱いの物品を「返却」をすることで修理ステータスが元の状態(修理完了)となります。

「B-Touch」の物品棚卸、物品予約

「B-Touch」の物品棚卸、物品予約

物品の棚卸し

「B-Touch」はICタグ(RFID)を採用しているため、管理対象の物品を一点ずつスキャンする運用は不要です。

ハンディターミナルを利用して少し離れた場所から近くにある物品をまとめてICタグを読み取るため、QRコードの棚卸しと比較して作業効率の高い業務を実現します。

物品の予約

パソコン側で持ち出す物品の予約登録が行なえます。

予約登録をしておくと他人が予約登録をする際に制限がかかるため、持出指示の作成時に予約した物品は対象外となり持ち出し不可となります。

「B-Touch」のハンディ機能(物品探索、タグ書込、タグ内容確認)

「B-Touch」のハンディ機能(物品探索、タグ書込、タグ内容確認)

物品の探索

ハンディターミナルに指示情報を渡した場合、所定の物品を探す際に効果を発揮するのが「物品探索」です。

ICタグ(RFID)は電波を飛ばすため、ハンディターミナル側でICタグの所在を離れた場所から探索することが可能です。ICタグの特徴を生かした機能となります。

タグの書込み

ハンディターミナルを利用してICタグ(RFID)へ情報を書き込むことが可能です。

タグ内容の確認

ICタグ(RFID)をハンディターミナルに近づけて、ICタグに書き込んだ情報を確認することが可能です。

ICタグ(RFID)物品管理アプリ「B-Touch」のまとめ

如何でしたか?

リニューアルした「B-Touch」の基本機能と新機能のご紹介でした。

今回の記事では基本的な機能の紹介でしたが、お問い合わせ頂くと更に詳しい機能を紹介した「紹介資料」のご紹介が可能です。

物品管理にご興味ある企業様、ぜひお問い合わせください。

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