病院で利用される医療機器。高度化する機器を安全に操作・運用するために「臨床工学技士」が臨床業務や保守点検を日々実施し医療業務のサポートを行っています。

しかし業務を担当する「臨床工学技士」は看護師100万人に対して実働数は2万人前後と言われ、絶対数が不足している職種でもあります。

そんな中、臨床工学技士の業務範囲である保守点検作業は、平成19年の改正医療法により保守点検計画を策定し実施記録を残すことが義務化され、臨床工学技士に求められる作業範囲と作業負荷は増加しているのが現実です。

今回はケーウェイズの物品管理ソフト「B-Touch」で修理日や使用回数をデジタル管理することで、ヒューマンエラーを排除し定期保守などの日程管理を支援する見える化テクニックをご紹介したいと思います。

定期的なメンテナンス記録をシステム保存

臨床工学技士が業務対応する医療機器は心臓カテーテル、ペースメーカー、血液浄化などの臨床業務や人工呼吸器の使用後点検や血液浄化装置、AEDの保守点検などがあります。

各病院の臨床工学技士の配置人数は限られた状況のため臨床業務を優先し、保守点検が後回しになる場合や、定期的に記入する台帳管理は手書きによる運用が多く記入漏れや記入忘れ、見間違いなどヒューマンエラーを引き起こす原因にも繋がります。

そんな状況の改善に導入して頂きたいのが物品管理ソフト「B-Touch

医療機器に取り付けたRFIDタグの情報を読み取ることで、修理日や使用回数(修理回数も管理可)をデジタルデータとしてシステム保存が出来るので、記入漏れや記入忘れというヒューマンエラーを未然に防止します。
心電図や人工呼吸器など医療機器の貸出点検見える化テク01

医療機器の貸出管理と返却管理にも「B-Touch」

改正医療法には医療機器を誤って持ち出さないよう貸出と返却を分けたエリア運用を推奨していますが、「B-Touch」は物品の貸出と返却する運用にも威力を発揮します。

現場から依頼があった貸出機器の情報を「B-Touch」に貸出予定として登録。実際の貸出時に機器に貼り付けた「管理用RFIDタグ」を読み込む事で予定データに対して実績データを確認して指示に沿った機器を貸し出します。

また機器の返却予定情報を「B-Touch」に登録。実際に返却された機器の管理ラベルを読み込み返却予定と誤りが無いかを確認します。誤りがあった場合はエラー警告を表示し返却ミスを防止します。

返却された機器は返却日や返却回数をシステム内で保存して管理することが可能です。

医療機器の修理日や使用回数をデジタル情報として管理保存できる「B-Touch」。管理対象となる機器に「RFIDタグ」を取り付けるだけで運用は開始。
医療機器の貸出返却業務管理アプリ

臨床業務や保守点検の対象となる超音波検査装置、未熟児用ベッド、レントゲン機器、AED(自動体外式除細動器)、心電計、人工呼吸器などの物品管理で利用が可能です。※長期的なラベル貼付けに属さない機器については定期的なラベル貼り替えなど別途運用が発生します。
医療機器の臨床業務や点検保守アプリ

「B-Touch」の実際の操作と紹介動画

B-Touchの操作画面やRFIDを読み取る様子は、こちらの動画をご覧ください。

如何でしたか。少人数の現場運用を任される機会の多い、臨床工学技士の業務ですが、「B-Touch」が現場の運用の効率化とヒューマンエラー対策をサポートします。

ご興味のある現場管理者の方、まずはお気軽にお問い合わせください。

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