RFIDタグの中で最近、注目を浴びているタグ自身が発光するLEDタグ。通常のRFIDタグ機能に加え発光して個体を判別できる点が優れています。

弊社ケーウェイズではLEDタグを運用で活用いただく為のアプリをご準備しています。

今回は「MATCHIN!(マッチン)」を中心に「PIKACCHI(ピカッチ)」を活用したLEDタグの導入事例をご紹介。LEDタグ導入の検討の参考にして頂ければと思います。

MATCHIN!(マッチン)2つの機能

発光ICタグ活用術!アプリ「MATCHIN!」の機能
「MATCHIN!」はシンプルな構成のアプリとなっており、2つの機能で構成されています。

機能1:RFIDタグへの連続書き込み

事前に書き込み情報が準備されたファイル情報を元にRFIDタグに情報を連続して書き換えます。

またはQRコードが書き換え情報である場合、QRコードをスキャンして書き換えが可能です。

機能2:タグ情報の紐づけと紐づけファイル出力

既に保存されているRFIDタグの情報を書き換えずに「MATCHIN!」内の管理番号と紐づけます。管理番号と紐づけたタグ情報は「紐づけファイル」として出力し、運用で利用が行われます。

LEDタグの情報を書き換えずに関連した番号のグループ単位で管理するイメージになります。

技術的な話になりますが、既存のRFIDタグのEPCと呼ばれる記憶情報エリアを書き換えずに「MATCHIN!」内で管理する番号とタグのEPC情報を紐付けし管理する仕組みです。

探索しながらLEDを発光するPIKACCHI(ピカッチ)の機能

発光タグの導入例
別記事でもご紹介していますが「PIKACCHI」はRFIDタグを探索し対象タグの発光が可能な探索ソフトです。

先に触れた「MATCHIN!」で紐づけたファイルは「PIKACCHI」で取り込み、紐づけファイル情報を使い探索操作が可能。「MATCHIN!」と「PIKACCHI」は連携できるアプリ構成となっています。

LEDタグ専用アプリ「PIKACCHI」内にファイルを取り込むとグループ単位での探索で利用が可能に。既存のタグの情報をそのまま利用し複数のタグを一つのグループとして管理したい場合に効果を発揮します。

例えば各工程で管理する通い箱をグループ別に管理したい。保管する工具は工具箱単位に保管場所が異なっており、それぞれの工具箱単位で管理をしたい。ファイルを整理する場合にアルファベット順やあいうえお順に保管場所が決まっており、それぞれのグループ単位で紐づけファイルを作成して探索や棚卸しに活用したい。

そんな運用時に紐づけファイルが利用できます。

2つのアプリを連携したLEDタグの導入事例

「MATCHIN!」の紐づけ機能と「PIKACCHI」&LEDタグの探索機能を実際に導入したお客様の事例をご紹介します。

お客様は管理対象の箱に貼り付けるLEDタグを「MATCHIN!」で連続書き込みし紐づけファイルを作成。

貼付け対象の箱は工場の各工程内に配置し、作業で必要になると紐づけファイルを取り込んだ「PIKACCHI」インストール済のハンディターミナルで探索。

配置する箱の保管エリアはエリアを有効活用する要望がありフリーロケーション運用。今まではフリーロケーションのため箱がどのエリアに配置されたか分かりにくく、LEDタグと「PIKACCHI」の光る探索機能で配置位置がスムーズに判明する運用となりました。

通常のRFIDタグはある程度範囲を絞った後の個体識別が難しいため、LEDタグで光って通知することで、的確な個体識別が可能となり更に制度の高い運用を実現しました。

記事のまとめ

LEDタグを活用できる弊社アプリの紹介でした。

「MATCHIN!」と「PIKACCHI」を組み合わせて、LEDタグを活用した現場改善を検討してみませんか?

別記事で「PIKACCHI」の詳しい機能をご紹介していますので、ご興味をお持ちの方は併せてご覧ください。

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