販売する製品やレンタル品を自社倉庫で保管、入出荷する業務を行う企業様向けソリューションのご紹介です。

レンタル品や自社で販売品を管理する介護用品の業界で、今まで表計算ソフトと手作業による運用を実施していたが、取引数量の拡大に伴い運用ミスが多くなり、非効率なアナログ運用をRFIDと在庫管理アプリで改善を達成したお客様のソリューションとなります。

介護業界問わず販売品の取り扱いが多い企業向けの製品となっています。

問題が山積み。レンタル&販売業務の運用課題

レンタル&販売品の入出荷と棚卸しの問題点&課題

アプリ導入前の運用は表計算ソフトの利用以外は全てアナログな運用だったため、レンタル品と販売品の業務運用には多くの課題が残っていました。

アナログな出荷作業で非効率

販売品の一部にはバーコード(JANコード)が記載されていない品もあり、ピッキングを含めた出荷作業は全てスタッフの目視と点呼による確認と、出荷伝票にペンでチェックを付けながらのアナログな運用のため、非効率な状況でした。

Wチェックしても誤出荷が頻発

アナログな作業のため誤出荷が多くクレームが頻発し、未然防止のために2名体制によるWチェックを採用しましたが、単純単調な確認作業はどうしても、一定数の出荷ミスが残っていました。

二度手間になるWチェックを採用しても誤出荷が防げず、人中心の確認作業は限界を迎えつつありました。

棚卸しが人海戦術で非効率

レンタル品は本社と各店舗合わせて1万点、販売品に至っては3万点と棚卸し対象のアイテム数が非常に多く、全ての棚卸し作業をスタッフ総出の人海戦術で対応しており、非効率で時間のかかる業務となっていました。

目視確認で棚卸しミス発生

棚卸しは目視により品番情報と数量確認を行うため、どうしても品番の誤り、数量の点呼と集計ミスが生じ、人海戦術の対応は作業スタッフのスキルや経験値により、棚卸し結果のバラツキが問題となっていました。

結果、全アイテムの棚卸しを再度実施する事もあり、棚卸し作業は頭を悩ませる定例業務の一つでした。

RFIDを貼り付けた製品在庫管理アプリ運用のイメージ

RFIDを活用した棚卸し、入出荷運用イメージ

ケーウェイズのRFIDラベルを使った製品在庫管理アプリの運用イメージをご紹介したいと思います。

アプリ導入前は製品やレンタル品に統一した個体認識情報が無かったため、RFIDラベルを利用して個体管理を実施しつつ、棚卸し作業と出荷作業の効率化とミス防止を実現しました。

製品とレンタル品の入荷検品

製品や購入した新規レンタル品が入荷されたタイミングで入荷検品を実施し、合格した段階で個体単位に製品(レンタル品)ラベルを発行し対象品に貼付けます。

ラベルはRFIDが内蔵されており、QRコードのみの運用と異なり、RFIDは離れた場所からラベル情報の読取りが可能となるので、棚卸し作業で効果を発揮します。

またラベル表面には製品情報を含めたQRコードが印刷されており、このQRコードを入荷と出荷の作業に利用します。

製品とレンタル品の入荷&出荷

入荷時は納品書を確認した後に製品ラベルのQRコードをスキャンし数量点検を行います。点呼作業をスキャン運用に変更することで、人による品番確認の間違い防止と数量の自動集計を実現します。

出荷時は出荷指示書を元に必要なアイテムをピッキング。ピッキングしたアイテムのQRコードをスキャンし品番と数量の実績情報をデジタル化。入荷作業と同じく品番確認と出荷数量をデジタル収集します。

製品とレンタル品の棚卸し

棚卸しは在庫が保管されている場所でRFID対応のハンディターミナルを製品にかざして、RFIDラベルの情報を読取ります。

RFIDの特徴として離れた場所からラベル情報をまとめて(一括して)読み取れるため、一点づつ確認する棚卸し作業に比べて大きな作業効率が見込めます。

RFID在庫管理アプリ導入後の業務フローイメージ

RFIDを活用した棚卸しと入出荷運用の全体イメージ図

先に紹介した「入荷検品」「入荷&出荷」「棚卸し」のアプリ導入後の業務フローをご紹介したいと思います。

仕入先より製品が入荷したタイミングでRFID内蔵の製品ラベルを発行し製品に貼付けます。

各店舗への補充またはお客様となる医療施設や一般家庭への出荷時に出荷指示書を確認しながら、製品ラベルをスキャンし表示情報と集計数量の照合作業を行います。

店舗倉庫から本社倉庫への製品移動時に送り状を確認しながら製品ラベルをスキャンして、表示情報と集計数量の照合作業を行います。

棚卸しはハンディターミナルを使って製品タグをスキャンし一気に棚卸し実数を読取ります。

アプリ導入後の作業時間の削減結果とは

本社と店舗を合わせて約4万アイテムあった在庫品の棚卸し。アプリ導入前は500時間必要でしたが、アプリ導入後は50時間を達成。作業時間は90%の短縮化を実現しました。

大幅に作業時間の削減が達成できた点はアプリ導入の大きなメリットですし、90%の短縮化は今までの運用方法を改善しても達成できない多きな達成値となりました。

※本社、店舗合わせた8拠点での時間の削減。(単月の算出)

記事のまとめ

レンタル品と販売品の入出庫と棚卸しを効率化した在庫管理アプリのご紹介でした。

介護用品を取り扱う企業様へ導入したアプリでしたが、レンタル品を取り扱う業者様や取り扱い品目の多いお客様には同様のソリューションの提供が可能です。

ソリューションにご興味をお持ちになった企業様、お気軽にケーウェイズまでお問い合わせください。

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