コロナ発症に伴い「PCR検査」は私達の生活で身近な検査になりつつあります。また検査量が増加することで、病院や検査施設の検体の取り間違え放置忘れなど取り扱い問題が生じる恐れが高くなっています。

今回は「PCR検査」以外にも血液成分や痰、尿などの「検体検査」について、検体容器を正確に個体管理するケーウェイズの入出庫システムをご紹介。

作業前後の検体数をシステムで目視化と省人化を実現する取り組みとなっています。

検体容器管理システムの導入ポイント

検体容器の入出庫管理システムのポイント

人中心の検体作業の廃止

検体管理システムを導入すると検体容器に貼り付けたIDデータの台帳への手書き作業、IDデータの数量点呼目視での確認作業が廃止されます。

検体確認作業のエラー防止

システム化で手書きや数量点呼、目視作業で発生するヒューマンエラー防止に繋がります。

検体確認作業の精度向上

確認作業のデータ集計がシステム化され記録データの精度が大幅にアップします。

検体確認作業の時間短縮

大量の検体容器の記録作業、確認作業はRFIDを読み込むことで大幅な時間短縮が見込めます。

検体容器管理システム運用イメージ

検体容器の入出庫管理システムのイメージ

検体容器の個体管理の前準備

システム導入で欠かせないのが検体容器に貼り付けるラベルのRFID化です。

検体容器の個体管理を行うためIDデータが印刷されたラベルを貼り付けて管理を行いますが、検体容器ラベルをRFIDラベルに変更

ラベルをRFID仕様に変更することで、QRコード管理よりも約5倍から10倍の運行効果が見込めます。※運用効果は業務運用に影響されます。

検体測定

検体測定し検体容器に保存。対象者のカルテに容器ID番号を記載し測定済の検体容器は一定数が溜まった時点で検査工程へ受け渡します。

検体容器の入庫読取り

測定済み容器は検体検査を行う前にRFID専用ハンディターミナルまたはRFID読取り機能付きスマートフォン(スマホ)で一括読み込みします。

読み込まれた数量は「入庫扱い(検体検査前)」とし、検体測定した容器の「IDデータ数(カルテ数)」と比較することで、入庫数とカルテ数に差異が生じてないかを確認。

仮に入庫数とカルテ数に差異が生じている場合は、測定場所に置き忘れている、受け渡し中に紛失などの可能性があり、システム内の「探索機能」で容器を調査することが可能です。※探索機能は以下の項目でご紹介。

検体検査

入庫完了し差異が無い場合は検査作業に移ります。

検体容器の出庫読取り

検査作業が完了した後は再度ハンディターミナルやスマホで容器を読み取り「出庫扱い(検体検査済)」とし、検査完了数と比較し入庫作業と同じように差異が生じていないか確認。

差異がある場合は、検査箇所に置き忘れ紛失など可能性がないか「探索機能」で調査します。

検体検査の入庫&出庫の運用イメージ

検体管理システムの入出庫の画面イメージ
システムの機能は非常にシンプルな画面構成になっており、システム利用経験が初めての方ででも、直感的に操作が可能です。

入庫作業時はメニュー画面より「入庫ボタン」をタップ。対象の検体容器に近づけることで容器数を読み込み、入庫件数検体IDデータ一覧を表示します。

出庫もメニュー画面から「出庫ボタン」を選択、入庫と同じ流れで検体容器を読み取ります。

検体検査の探索の運用イメージ

検体容器の取り間違えに使える探索機能
入庫や出庫で差異が生じた場合は、「探索機能」を利用すると不明容器の調査が可能です。

メニュー画面より「探索ボタン」をタップ、探索したいIDコードのバーコードをカルテより読み取ります。

読み取った後は気になる場所を歩きながらハンディターミナルやスマホをかざして捜索

RFIDは電波を飛ばすため、金属探知のように機器の距離を把握して探索が可能です。

画像でご紹介しているように、対象物との距離が近くなればなるほど青い丸の占める割合が高くなり、RFIDを利用することで正確に対象物を探し当てることが出来ます。

検体容器の入出庫管理システムのまとめ

如何でしたか?ケーウェイズの検体品の入出庫管理システム。

人中心の入庫や出庫数の確認作業をシステム化することで時間短縮し、検査作業をいち早く始められます。

また検体測定や検体検査時の放置忘れや取り間違い発生時にシステム探索を活用することで迅速に対象物を見つけるお手伝いが可能です。

検体品の管理に一定の時間がかかっていた、検体品の処理時間の改善を考えていた、検体紛失の問題を解決したいと考えていた。

そんなお悩みをお持ちの病院関係者様、検体作業の受託企業様、ケーウェイズが貴方の問題点を解決いたします。

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