製造業で粉体や液体の原料を計量(秤量)し生産業務を行う企業に朗報です。手作業中心の運用、日本語が分からない外国人労働者の作業サポート、原料の配合ミスによる廃棄コストなど計量作業の間違い防止と作業者支援を実現する計量システムのご紹介。
計量作業はシステムを活用して、人員の作業負荷の抑制とエラー防止、作業精度の向上、トレースデータの収集を目指しませんか?
計量(秤量)システム運用ポイント
計量システムの大きなポイントは人員中心の運用で起きるミスと廃棄ロスを排除し、省人化と精度の高いデータ管理を実現することです。
電子秤の有効活用
電子秤の計測値をシステムと連携させ、原料に取付けた原料ラベル情報をスキャナーで読み込み原料計量と原料情報の管理精度を向上させます。
機器連携でデジタル管理
生産指示書のデータを活用し、パソコンと電子はかり、ラベルプリンターを活用して人中心のアナログ管理からデジタル管理に転換して作業の効率化を実現させます。
デジタル管理で入手した情報は、そのままリアルタイムなトレサビリティ管理データとして活用します。
デジタル管理でエラー防止
原料ラベル・計量数値・生産指示書データの目視確認、手書きによる数値データの記入など、人中心の作業で生じるヒューマンエラー防止にシステムが一役買います。
計量(秤量)システムのハード構成
計量システム運用は製品製造に必要となる各原料の配合情報を元に、必要となる各原料を計量(秤量)し、計量値が目標とする重量に達成すると計量ラベルを発行する運用となります。
運用に必要となるハード機器
配合情報の入手と各機器を連携し画面上に情報を表示する「パソコン(タッチ式)」、原料情報を読み取る「スキャナー」、原料を計量しパソコンと連携する「電子秤」、計量結果を出力する「ラベルプリンター」が基本的なセットとなります。
ハード連携時のポイント
計量する重量の単位や精度が異なる場合は、1台のパソコンに複数台の「電子秤」を接続する場合もあります。
また計量室の湿度が高い場合や洗浄のため水を利用する場合は、一般的なパソコンではなく防水仕様のパソコンやスキャナーで運用を行います。
計量(秤量)システム運用の流れ
計量準備
計量システムはまず計量する容器を電子秤にセットします。原料を小分けする容器の重量をリセットして秤量準備を整えます。なお小分けしない原料をそのまま計量する運用にも対応可能です。
容器セットが完了した後は配合データ(生産指示書データ)をサーバーより受信し、準備した原料に貼り付けてある原料ラベルのQRコードをスキャンして計量対象の原料か照合し間違いが無いか判断します。
また照合条件として対象ロット確認、賞味期限(使用期限)の経過判断など、お客様の計量運用に関するチェック事項の追加も可能です。
原料計量
原料ラベルをスキャンして照合確認後は、セットした容器に原料を小分けしながら必要重量を計量します。
パソコンには「目的の計量値」と「現在の計量値」の2種類を表示し小分け計量作業を行い、「数値の表示」以外に必要重量に達成すると青色、不足時は黄色、超過すると赤など、「数値の達成度合いを色で表現」し、数値と色の組み合わせで熟練した作業員以外にも分かりやすく判断できるシステム環境をご準備しています。
重量が目標値に達成すると計量ラベルを発行し容器に貼り付けて、次の投入工程に容器を運搬します。
発行する計量ラベルには、原料コード、原料名称、計量重量、計量日などの基本情報と、情報が保存されたQRコードを印刷し発行します。
印刷情報は投入ライン情報やシリアル番号の追加、トレース管理やロット管理を実現したい等、お客様の運用で必要となる各種条件に合わせた情報追加が可能です。
システム導入可能な各種業界
今回ご紹介した計量システムは、ガラス製品、食品製品、化学薬品、ゴム製品、日用品、プラスチック製品、冶金、化粧品など、粉体や液体を原料として製品を製造する業界であれば、業界を問わずに導入が可能です。
計量(秤量)システムのまとめ
如何でしたか?ケーウェイズの計量システム。計量運用とシステム連携のイメージがご理解いただけたでしょうか。
粉体や液体を利用した貴社の業務運用でヒューマエラーの多発やデータ集計、計量業務の効率化、高精度のトレサビリティ管理を実施したいとお考えの企業の工場責任者様、経営者の皆様お問い合わせ下さい。
また計量システムを検討しているが原料ラベルを発行していない場合、弊社で原料ラベル発行に関するシステムのご提案も併せて可能です。お気軽にお問い合わせ下さい。