コロナ感染予防の観点から室内の入場数を制限し一定の距離を保つソーシャルディスタンスを遵守する企業が増え始めています。特に人の入れ替わりが激しい施設内の運営では「三密」を防ぐ取り組みにも力を入れているのではないでしょうか。
今回は店舗内の入場制限を見える化したシステムをご紹介。カウンター(数取器)による手作業からRFIDを活用したデジタル作業に移行してミス等の間違いや人的負荷を軽減する精度の高い仕組みです。
入場制限システム導入ポイント
導入ポイントして室内の入場者数をカウントする作業をシステム化する点です。入場者数を制限し室内のソーシャルディスタンスを確保。分かり難かった入場者数をデジタル管理で見える化を実現します。
目視チェックで発生するヒューマンエラーの防止と単純作業で間違えやすいカウント作業のミスを軽減するのが目的です。
入場制限システムの運用イメージ
導入時には既存の入場パスにRFIDを組み込む、もしくは室内入場用にRFID付属の専用パスを準備。入場者へRFID内蔵パスを渡します。
入場時にRFIDを読み取る「ハンディーターミナル」と呼ばれる専用機器で入場者数を把握。
再利用可能なRFIDタグを採用した場合は、回収後に消毒し次の運用に利用します。
更に詳しく運用の流れをご紹介
各施設は室内面積が異なり入場者の許容数が違うため、システム内に初期設定として許容人数を設定(設定登録は初回のみの作業です)。もし入場制限を緩和する場合は、設定にて許容人数を再度変更します。
ハンディーターミナルで入場者をかざすと、RFIDを感知し入場者数を加算します。RFID読み取り機はゲート式の設置機もありますが、ハンディーターミナルを利用する理由は、LANケーブルや電源など配線の考慮不要で設置コストが安く抑えられるためです。
ハンディーターミナルに表示される許容人数を越えた場合は、一旦入場者をストップさせます。
施設の出口から退場する場合に、再度ハンディーターミナルで退場者を読み取ると許容人数が減算される仕組みとなります。
各業界でも使える入場制限システム
映画館やコンサートなどチケット発行のみで入場制限が可能な施設であれば、今回紹介したシステムは不要かも知れません。
しかし入場後に各ブースやエリアなど区分けされた施設がある場合、区分け内で更に入場制限が必要になります。
展示会の各ブース、大型フェスでの各会場やブース、遊園地などの遊戯施設別、博物館や美術館の展示スペース別の入場制限、各室内の施設に飲食や物販エリアが併設している場合など、今回の仕組みが有効となります。
如何でしたか。目視チェックで曖昧な数量管理から、RFID機器を活用したケーウェイズの入場制限「見える化」システム。まずはどのような仕組みなのか?店舗運営の担当者様、お気軽にお問い合わせください。